ヒューテクMeetupの注意事項について

※2020/1/5更新の注意事項です。内容は随時アップデートの可能性があります。

hutech.connpass.com

本イベント・グループの趣旨にそぐわない発言の事例

めっちゃ注意事項書いたけどさ、普通のことだからね?

たとえば…(以下の例がすべてではありません)

 

思想や社会のあり方などを議論するイベントではない

  • 「お前のイベントはナイトワークを推奨するのか!けしからん!!」
  • 「ナイトワークは女性蔑視!!!」

勉強会のあり方を議論するイベントでもない

  • 「参加できない人への配慮がないのではないか」

参加者を接待するイベントではない

  • 「○○さんにお酌して欲しいな」

金銭・人間関係のトラブルを持ち込まないで

  • 「私のこと好きじゃなかったの!?」
  • 「お前に使ったXX円返せ!!!」

(場合によっては)普通に不法行為

  • 「○○さんのいるお店XXらしいよ!」
  • 「ホスラブに写真貼ったろ」

お前何様や

  • 「いくら稼いでるの?」
  • 「そんな仕事辞めて真っ当な仕事に(ry」

   

きつめの注意事項を書いたのは、抑止目的もあります。TPOに応じてハラスメントの基準は変わりますし、誰だってちょっと配慮に欠けた言動をしてしまうことはあります。過度に運営が干渉する気はありません。*1

ただし、自覚の有無に関わらず、悪質な行為についてはうちでできる範囲で参加者を守ります。でも、できない範囲ではしないのでそこもよろしくお願いします。

 

とにかく、前向きにキャリアを模索しているイベント・グループ・参加者に対し、外野がモチベーションを挫くような言動をとらないでください。僕が責任を持って論破します。(が、そんな余力はないので近寄らないでください)

*1:そもそも、きちんと注意事項を読んでくださる方は問題ないことが多いですよね…。

夜のお店のWeb事情

この記事は、アーティスト・夜職 ✕ 技術職・専門職 Advent Calendar 2019の15日目です。

こんばんは!神Excelのアングラな方、なゆたです。

 

夜の世界はSNS戦国時代です。IT化もようやく進んできたんじゃないでしょうか。普通に生きてたら知る由もない文化なんで、ちょっと面白かったですね。たいして詳しくないんで、間違ってたらごめん。 

ちなみにめんどいから全部ホストって書いたけど、メンキャバやボーイズバーでもまったく同じだからな!

 

 

SNS

Twitter

Twitterをやらないホストはホスト失格と言われるほど、鉄板の営業ツール。ホストのTwitterはちょっとしたアイドルみたいな感じです。

#稼げる

業界において、Twitterマーケティング成功事例の最たる例が優木純さん。

世界に1人だけの優木純(本物) (@yu_kijun) | Twitter

この「稼げる」タグ、ホストの顧客層でもある風俗嬢の方がよく験担ぎにRT・ツイートされています。「優木純のライターを持っていると稼げる」といった、顧客獲得にダイレクトに繋がる迷信まであります。 

#優木純タワー #リツイートすると稼げる #優木純とツイートすると稼げる ....

「稼げる」タグは派生形も多く、拡散のしやすさに特化しています。ご本人の人柄はもちろんですが、AAなら見栄えもするし、優木純のハッシュタグを含めるだけでいいという手軽さ・分かりやすさも流行が続いている理由かと。

芸能人にあやかる

Twitterマーケティングで有名なホストとしては、将暉さんも有名です。

将暉【美容垢】 (@mamamasakiss) | Twitter

twitter.com

名前も見た目も分かりやすく寄せてます。菅田将暉さんの名前にあやかっているホストは10人くらいいるとかなんとか。 源氏名を芸能人やアニメキャラの名前にして、見つけて・覚えて・思い出してもらうのは業界における定石のひとつです。

鬼RT・ふぁぼ爆

そして将暉さんのプロフの「すぐいいねするホストです。」これマジです。1日200件とか普通にいいねします。売れてもこれだけやってるんですから、とりあえずフォロワー増やしたきゃ、らぶりつしまくれってことっすね。 

DM

もちろんDMもフル活用します。お客さんからお店行っていいですか的なDMが来ますし、担当探し中の子にホスト側から営業かけたりもします。

そして水面下では、店同士がプレイヤーの取り合いをしています。出来高重視かつ人手不足の業界なんで、売れてなくても現役ホストなら無差別的に声が掛かります。

Instagram

ストーリーズ

タワーやイベントを配信する人が多い。どちらかというとホストはTwitter寄りの人が多いけど、熱心な人はインスタグラマー並みに1日中アップしてます。今は動画はツイキャスよりインスタメインなんじゃないかな。

DM

そしてやっぱり求人DM。自分はプライベートな垢で何度かスカウトされてます。Twitterより視覚的に雰囲気分かりやすいんで、未経験者にもアプローチしやすいんでしょうね。

LINE

Twitterでのやり取りや、ナンパや初回での会話は前哨戦。ホストの営業はLINE交換から始まると言って過言じゃないです。ちゃんとやってる人は、数百、数千人の女の子の連絡先が入ってるらしーよ。

最低毎日、おはようとおやすみを送るのは基本、売れるホストはLINEとナンパで寝る暇がないとか。ていうか、お客様の生活スタイルは様々なんで、売れてなくても昼夜問わずLINEが来がち。本業ある方にはマジでお勧めしません。

Webサイト

公式サイト

前時代的な公式Webサイトが結構あります。有名店でもSSLを使っていないサイトが異様に多い。実在認証が難しいんですかね…? 

出来が良いのは、やっぱ有名グループの冬月とSmappaじゃないかなー。

fghd.jp

www.smappa.net

紹介サイト

公式サイトがイケてなくても何とかなる理由、それはどのホスクラも紹介サイトを使っているからです。ホスホススターガイズの2強、特にホスホスが圧倒的。公式サイトより、ホスホスのページが上に出てくることがザラです。 

www.host2.jp

ナンバー発表詳細やスタッフのプロフィール紹介は、どこもホスホス中心にやってるんじゃないかな。LINE IDや携帯はここにも載せます。

ちなみにプロフィールの更新方法なんですけど、アンケート用紙をFAXで送ります。1日くらいで反映される。掲載数を考えれば、アナログだけど仕事が早い。イベント時の写真もホスホスからカメラマンさんが派遣されてきます。この機会に調べてみたんですが、運営会社は株式会社K.E.Gと言うらしい。業務委託はないのか―。笑

www.keg-1.jp

求人サイト

求人もやっぱりホスホスは強いです。特にページが優れてるわけでもないんですが、やはりポータルサイトとして圧倒的に強いんですよね…。そこで、ここでは上記以外で個性的なサイトを紹介します。

情報サイト

ガイアが俺にもっと輝けと囁いている」で有名なメンナク。やはりホストと読者層が重なる…のか?*1

ホスト向けの情報配信に振り切って、求人と紹介への流入を狙う…スタイルだとは思うんですが、流行ってるわけでもなさそうだし、メンナクさんは雑誌の販促に繋がればいいってことなのかなー。

mensknucklehost.jp

以前はホスト向けファッションのWEB通販もあったんですが、今は辞めてしまった模様。実際ホストに人気なのって、バレンシアガとかSupremeとかGUCCIとか、いわゆるハイブラですよね…*2。高い服が買えなくてもこだわりある人多いだろうし、セレショと提携してるとか、有名ブランドとのコラボでもない限り、やっぱちょっと無理がある気がする。

求人サイト

従来から「紹介します」っていうサイトはたくさんあるんですが、特定のグループのサテライトサイト的なやつだったりします。ちなみに大手グループさんだと、公式で体入ツアーをやっていたりします。合う店舗を選べるので、ホスクラ・求職者双方にとって合理的ですね。

で、求人に特化したサイトとして個人的にアツイなと思っているのが、ホストル。おそらく業界初のそれらしい転職エージェント・求人サイトなのでは…?

hostle.jp

まずエンドユーザの観点から。検索UIが優れています。「即日体験可能」「面接後に即勤務」「週1月1OK」「土日のみ可」「平等な付け回し」など、細かい条件指定を設けたのが新しい。求人サイト側で項目を設けてくれれば、ホスクラも待遇明記しますからね。

最近は本業がある人や元サラリーマン、現役大学生など、ホスト以外の強みがある人・ホスト一本で稼がなくて良い人を歓迎する向きがあるんで、求人情報がクリアになって待遇の選択肢そのものも増えたのはその流れなんじゃないでしょうか。良いことです。

※念の為…個人的にはホストはお勧めしませんよ!士業など有資格者でかつ、ホスト経験後のビジョンがある方が、元〇〇を売りにして数年本気でホストだけやってみるならアリだとは思います。

 

で、店側の観点から。中の人とちょっとだけお話したことがあるんですが、ユーザに公開はしてないようですが、CV数もちゃんと向こうで持って分析してるらしい。IT業界からすると当たり前過ぎる話なんですが、夜の世界としては画期的なんですよ。これから求人や紹介のマッチングにも力入れたら面白いだろうなー!(ただの好奇心です。) 

とにかく業界のブルーオーシャンに目を付けた、非常に面白いサイトだと思います。あ、僕はまったく回し者ではないですよ。 

僕が使ったのは 

バイトルIndeedです。笑

接客希望でないなら、行間を読みましょう。こういうことになります。笑

*1:実際の読者層は、都会のホストに憧れのある地方の若い子とかでは…という気がしないでもない。

*2:もちろん人によるけど。ちなみに普段からスーツ着用してるホストは少数派です。

担当や推しのいるメンヘラはVBAをやれ

この記事は、アーティスト・夜職 ✕ 技術職・専門職 Advent Calendar 2019の5日目です。
IT業界多様化に向けた取り組み  Advent Calendar 2019にも貼らせて頂きました。)

どうも。神Excelのメンヘラ*1なゆたです。今日も無神経に生きてます。

 

タイトルは煽りました。すいません。VBAじゃなくていいです。
バックオフィスで使えるIT・ビジネススキルを囓ってみ?って意味ね。

 

あと、この記事プロフにしてるんで一応注釈なんですけど、僕は元ホストって言っても掛け持ちだし、もっと言うとメンキャバがメインです。メンキャバって言っても一般には通じないじゃん…?

この記事は昼職でずっと思っていて、夜職を経験して確信に変わったことです。

 

 

はじめに 

バックオフィスって?

まずバックオフィスの意味ですけど、要するに総務・裏方事務です。地域差が大きい話ですが、都内のパート・派遣で残業ナシなら、収入は20万前後が相場かなと思います。今回、メンヘラの皆さんにオススメするのは、その中で「少しITができる人」になることです。
 
ひと昔前で言うOA事務(今はIT事務?)に該当するポジションを獲得できれば、担当や推しのいる皆さんのライフスタイルに合うかもよっていう話をします。
 

あくまで観測範囲*2での話なんで、感覚的な話なのはご了承ください。

 

なぜオススメするのか

単刀直入に言います。資格の必要ない一般事務職としては、圧倒的に稼げて帰れます。
地域差が激しい話ではあります*3が、パート・派遣社員のままでもIT事務がこなせれば、相場の1.5倍くらいもらえます。
 
廃課金勢の皆さんにはゴミみたいな額だと思いますが、ITを使って効率的に仕事をしましたというちょっとした経歴ができることが人生サバイブする上で強い。
 

バックオフィススタッフで無理なこと、できること

バックオフィススタッフの収入・労働スタイルで、一般的には無理なこと、できることを書きます。

無理なこと

できること

  • ワンタイで週2~3度のホス通い
  • 毎日のライブハウス通い、月1~2度の遠征
  • 本カノ候補になる
  • 整形費用の貯蓄・休暇
  • 正社員・フリーランスへの転職

高額課金の類は絶対にムリです。当たり前ですね。

 

でも都市部在住なら、平日の仕事終わりに推しに課金に行ける程度の稼ぎはあります。現場に直で向かえる職場で働くために、都市部に住むことだってできます。 

ぶっちゃけ単価の安いパートの事務員としてITが使えるとなると、かなりポジションは良くなりますから、休みも取りやすいです。週2~3の現場も普通にあるので、夜と掛け持ちもできます。*4

 

逆にやる気さえあれば、総務として正社員に登用されたり、社内SE的な位置づけでフリーランス契約になることも珍しくはありません。キャリアアップ・キャリアチェンジはかなり楽になります。*5

 

IT事務をやるには 

馬鹿でもあきらめなくていい

まず、中卒でも高卒でも数字が苦手でも、自分のことを馬鹿だと思ってても、諦める必要はないです。身近なルーチンワークの効率化に必要なのは、理系のスキルではありませんレシピを見ずに、ちゃちゃっと適当な料理ができる人なら、大丈夫。
 
もちろん、全体からすれば向いていない人のほうが多いことは事実で、このブログを読んでいることは前提なんですけどね。というのも、本や文字を読むのが好きな人は、IT事務に向いている印象があります。
 
すげー個人的な観測範囲での話していいっすか。ミステリーとかSFモノ好きな人が多い。あと音楽ジャンルで言うと、テクノポップV系バンギャが結構います。要はオタク・サブカル混ざってるあたり。
 
絶望的に向いていないのは、趣味でもなんでも、新しいものごとに興味を持たない人考えずに暗記しようとするタイプの人、自分の意見がない人です。個性・こだわりの強い人、好奇心旺盛な人はわりと向いている傾向にあります。何より、一刻も早く仕事を終わらせて帰りたいという強い思いが重要です。  
 
ちなみにExcelをちょっと知っていると、すでに関数に苦手意識のある人がいると思いますが、人によってはExcelマクロはExcel関数より簡単かもしれません。ちょっとした自動化レベルなら、数学的な要素より国語力のほうが大事*6だと僕は思います。
 
ちなみに今はIT事務の話をしていますが、できる接客業の方に多い共感力モンスターや、喋ってないと死ぬタイプのADHDはコールセンター向きかもしれません。こちらもIT系であれば、コールセンター→ヘルプデスク→情シス→CIO(最高情報責任者)という昇進ルートがあります。

職歴も気にしなくていい

普通に事務員として入って、事務作業を自分で効率化してみて、給料を上げてもらうとか転職するとか、他にもいろいろやり方はあります。

 

夜職を上がりたい人や、正社員を目指していたり、キャリアアップを考えている事務員の人の最大のハードルは、本人の杞憂だったり、相性悪い会社との面接で心が折れるとか、あんまご本人の資質とは関係のない、本質的でないところだと思っています。

気になったら、ロールモデルになりそうな人に話を聞いてみたらいいんじゃないでしょうか。

 

さいごに

いつでも稼げる腕があると、マジでメンタル安定するぞ!!!

 

メンヘラ各位は、メンヘラのままでも廃課金やめなくてもいいから、健康で文化的な最低限度の生活を送れるよう模索してくれな。

*1:というより、ただのサイコ入ってるADHDだけどどうでもいいですね

*2:のメンヘラたちと、自分が非常勤・派遣でVBAエンジニアやってたときの相場観。

*3:やはり地方は厳しいと思いますが、後述するように、都市部で生活できるくらいの収入は得られます。

*4:週5でも掛け持ちはできますが、体力的に相当ハードになるのでおすすめはしません。

*5:推し活のために、正社員に誘われても断ってる方をちょいちょい見掛けます。

*6:プログラミングも言語なので、やはり読書ができる程度の論理力は重要です。英語も不要だけど、カタカナ語を見るだけでアレルギーを起こすレベルだとちょっと厳しい。

ひとり情シスはサブ担

この記事は、アーティスト・夜職 ✕ 技術職・専門職 Advent Calendar 2019の2日目です。
こんにちは。神Excelのあたおか担当、なゆたです。

 

今回の話は、ひとり情シスはサブ担みたいなもんだという暴論です。

 

 

サブ担とは

大半の方にとって、人生に必要ない情報であるとは思いますが、まずは担当の意味から説明しないと話が始まりませんよね。  

担当とは

ホスクラは永久指名制*1と言って、2度めのご来店以降は同じスタッフを指名し続けなければなりません。この指名スタッフのことを、担当と呼びます。 

サブ担とは

本担が最も推しの担当。サブ担は他の店における担当です。本担と同店の場合もあるんですが、珍しいみたいですね。 

なぜサブ担が重要か 

ホストは基本的には色営・本営*2です。恋愛関係なら倦怠期も喧嘩もあります。しかもお客様は、1度のご来店で担当を決めなければなりません。

お客様が本担に惚れ込んでいるときはともかく、たまには別の店で遊びたいことも、無理な入金でメンブレを起こすこともあります。相談できる相手や、純粋に楽しめる相手として、癒やしのような存在であることが多いようです。

…と、なんとなく、サブ担の雰囲気は掴めたでしょうか。

 

サブ担的なひとり情シスとは

もちろん、すべてのひとり情シスがサブ担的だと思っているわけではなく、いくつかの条件が存在します。

 

企業の性質

サブ担的なひとり情シスが生まれるのは、以下のようなケースです。

  • 非IT企業
  • 零細~中小企業、家族経営の会社
  • IT専門の担当者を置ける程度には潤沢な資金がある
  • アナログ文化、情報機器周辺の雑務を一通りこなせる人が少ない

 一見、条件が多いようですが、非IT系の小さな会社なんて大体こんなもんです。

 

何が起こるか

何もしていないパソコンが壊れます

 

事例:「ソフトが消えた」

何が起きたのかはお察しください。

 

悪い例

「ソフトは消えてません。ショートカット消しましたよね?」

 

良い例

① 前向きに、心を開かせる
「大丈夫です、ソフトは消えてなかったですよ!良かったですね。」

 

② みんなそうだから、あなたが特に劣っているわけではない
「結構皆さん、よくあることなんですよ。」

 

③ 不慮の事故だろうと配慮を見せつつ、再発防止のための情報を伝える
「もしかしたら作業されてるときにDeleteボタンに手が当たっちゃったとか」

 

④ さらに逃げ道を作って、肝心な情報が頭から抜けないようにする
「どなたかキーボードの上に、書類か何か置かれたりしたかもしれませんね!」

 

⑤ 一応、言葉に出しながら、手順を見せる
「今から作りますね!右クリックで…」

 

もちろん今のご時世、多少パソコンが苦手でもマニュアルを作れば読んでくれる人が大半です。 情シスを専属ヘルプデスクのように思っている方に対し、どの程度対応するかはさじ加減です。

ただ、情報リテラシーに極度に疎くても、社内で必要とされている方です。企業が情シスに、コミュニケーション力なるものを求めている場合、うまくやってくれということです。

 

なぜ、あえてのサブ担か

なぜサブ担をひとり情シスに推すのか

ホストと言うと、華やかな売れっ子や、ノリの良いヘルプを連想することが多いと思います。しかし、サブ担としての能力は、標準的な接客スキル*3だけではないような気がします。

そして情報リテラシーの高くない現場においては、ひとり情シスも専門であるITスキル以上に「ITの課題を解決することで、快適に業務に専念して頂く」ことの、後半部分こそが重要とされているように思います。

サブ担は自分への好意だけでなく、お客様の本担が好きな気持ちも理解し、ひとり情シスは社内全体(もしくは役員)と社員一人ひとり両方からの信頼が必要です。ある程度の筋がないと信頼はされません*4

  • (どう対応するかは別として)相手の立場を理解する
  • 譲歩できること、できないことをはっきり持っておく
  • 真面目に仕事にあたる姿を、分かりやすく演出する

コミュニケーション力の一種であることはたしかですが、会話力というよりは、むしろ肝心なのは交渉力に近いものではないかと感じています。 

 

サブ担と相性の良い職業

接客業の方は昼職に転職する際、比較的、営業力を売りにしたアピールをされることが多いように思います。たしかに売れっ子のホストの営業力は圧倒的に高く、どの世界でも役立つと思います。

しかし、八割方のホストは平均年収に満たない、売れないホスト*5です。彼らの多くに、昼にも通用するような営業力があるかは疑問です。ただ、サブ担に多く選ばれるような信頼されるホストは、社内のなんでも屋的ポジションと相性が良いように思います。

今回はホスクラを例にあげましたが、キャバやガルバでも同じなんじゃないかな。

 

さいごに

もちろん、ひとり情シスをするにはある程度の勉強が必要です。職歴の問題で、何回かキャリアアップの必要があるかもしれません。しかし、あまり前例がなくても、意外な職で経験が生きることはあるんじゃないかと思う次第です。

逆に、社内のITリテラシーを憂う全国のひとり情シスの方には、ぜひホストになったつもりで仕事をしてみてはいかがでしょう。何をしているのかよく分からない人から、頼りになるパソコンの大先生にクラスチェンジすると、予算が下りやすくなるかもしれませんよ!

*1:メンキャバは店による。というか、ホスクラも店によるけど、店の中でお客さんを取り合うのはトラブルの元なので基本はNGです。

*2:店外デート・同棲を含む、色恋営業のことです。なんらか特別な関係になることで、お店でお金を使ってもらえるようお客様にお願いするのが一般的です。

*3:営業・駆け引き・盛り上げ

*4:誰の言うことでもなんでも聞くのも、ある意味、筋は通っている気はします。

*5:一見それなりに売れているように見えても、店の取り分や税額、貸倒損失を引くと、ほとんどのホストは低収入です。

メジャーデビューしたって、インディーズもやっていくぞ

この記事は、技術同人誌 Advent Calendar 2019の1日目です。
こんにちは!神Excelの声がでかい方*1なゆたです!

この度、ようやく商業誌「ゴールも手段も自分で決める!バックオフィス問題解決マニュアル*2が出版されます!いやもう一生出来上がらないんじゃないかと思ってたんで、ホント良かったです!

 

  • 商業出版までの経緯 
    • 2018年4月:技術書典4
    • 2018年10月:商業誌slackチャンネルアーカイブ
    • 2019年4月:技術書典6
    • 2019年7月:技術書典7に向けた準備
    • 2019年11月:商業誌に向けた準備
  • 総括
    • 次回作について
    • 今頑張ってること
    • 今後の活動について
      • 技術について
      • 執筆について
      • 同人活動について
    • 技術同人始めてから商業化までの20ヶ月を振り返って
    • お礼 

 

商業出版までの経緯 

2018年4月:技術書典4

―神Excelで働き方改革で執筆デビュー!200部完売!商業オファー!

  1. 技術書典アツイなって思って、nobさんを巻き込む
  2. 書きたいことがまとまらない→ポエム(闇Excel)で表現しよう
  3. 結局2人とも締切の前々日から作業(自分の進捗が遅れたせいです)
  4. (相方nob氏の神Excel編が)商業オファーを頂き、便乗させていただく

リサーチャー的な、流行への興味関心から参加した回でしたが、自著の商業出版という目標ができました。内容的にも、業務改善に対する自身の思想をある程度、表現できたものでもありました。*3

 

2018年10月:商業誌slackチャンネルアーカイブ

―原稿書いてます(嘘)

  1. 便乗側の自分が全然書いていない
  2. というか、旅に出てしまった
  3. 技術ブログ(神Excel働き方改革)ネタの構想を始める
  4. 進捗なさすぎて、商業誌のslackチャンネルがアーカイブされる

今後のキャリアに不安を抱える中で、生き残るには執筆するしかないというプレッシャーだけがあり、同人活動が嫌になっていた時期でした。 

 

2019年4月:技術書典6

―初の単著「バックオフィス問題解決大全」執筆!商業オファー再び!

  1. 一旦、技術ブログを底とした単著で、商業オファー獲得を目指す
  2. 結局、技術ブログを書き始めたのは1月半ば
  3. 技術ブログは4日坊主でした
  4. 実は技術書典では50部も売れていない

技術以外の同人物書きとの交流から、表現すること自体に興味を持ち始めました。さらに、若手の同業者をペルソナとし、なるべくかんたんなExcel開発を啓蒙したいというモチベーションで大全の執筆に至りました。

しかし、コアターゲットはバックオフィスのスタッフであったため、ターゲットのぶれから、やや不完全燃焼な内容*4となってしまいました。

 

2019年7月:技術書典7に向けた準備

―落選&商業誌の原稿を落とす

  1. 5月から無職で執筆を開始するも、まともに着手できたのは8月頃
  2. ギリギリで原稿を落とし、再びnobさんに迷惑をかける

メチャクチャな私生活を送る中で、どうすれば人の役に立てるのか考えたとき、自分には執筆という手段と、社会人生活で得た知識やノウハウがあると思い至りました。

そこで商業誌では、これから社会人になる学生さんをペルソナとし、Excelにとどまらない問題解決全般をテーマとした、まったく新しい章を書き始めました。

 

2019年11月:商業誌に向けた準備

―校正とは??

  1. 校正に入ってから、修正と称して加筆。ページ数が約1.5倍に
  2. 組版に入ってから、チェックと称してさらにページ数を増やす。

大全は技術書典ではあまり売れなかったものの、直後に通販でほぼ同部数が売れ、その後もロングテールとなっていました。会社で使うと言って、5冊以上まとめ買いしてくださる方も複数いらっしゃいました。

また、毎月のように大阪で執筆に関する勉強会を開いていたのですが、イベントに来てくれる人は非IT技術者が大半を占めるようにもなっていました。自著のメインターゲットは技術者ではないことを再認識し、バックオフィスで働く人とはどのような人か、さらにターゲットの深堀りをはじめました。

今まで可愛がって頂いたバックオフィスの方々は、元営業系職種や人前に出る仕事の方が多く、ほぼ全員がライフワーク*5のためにバックオフィスに転職されていたことを思い出しました。ペルソナとしたのはITスキルが高くはない学生さんでしたが、同様に異業種の知人たちにも、バックオフィス業務に適性を感じるシーンが多々ありました。
そこで、バックオフィスのスタッフさんに役立つ内容であるともに、これからバックオフィスに就職する学生さんや、転職希望の異業種の方に指針を示す本にしようと、目標を再定義しました。すると、筆が進む進む。

今まであんまり信じてなかったけど、誰にどうなって貰いたいかって、執筆する上ですげー大事なんですね。 

 

総括

次回作について

自身の軸のひとつである「問題解決をテーマにしたExcel開発」ネタはもう全て出し切ってしまいましたが、これから執筆に取り組みたいテーマもあります。バックオフィスに、まったくの異業種・異文化から就職したい方へのフォローです。本当の入門者はマニュアルで指針を示されても、理解・実践できるレベルになるまで、学習のモチベーションが続かないからです。

そこで、未経験からはじめるExcelと題し、Excel関数ドリルの執筆を始めました。今後、執筆とイベント、両軸からのアプローチで、問題解決以前、Excel入門以前、勉強会以前をテーマにした取り組みができればと考えています。

今頑張ってること

商業誌の営業です!ADVENTAR登録しまくりました!ブログ書きまくってます!

飛び込み営業もします!行商もします!どこにでも売り込みに行くからな!!!

書店・カフェ・勉強会・個人様など、様々なシーンでお取り扱い頂けると幸いです。少部数の場合でも、ぜひ著者までDMください。出版社もしくは、弊社よりご案内申し上げます。

今後の活動について

集大成と言える作品の執筆をやり遂げて、ようやく技術同人誌を続ける理由が明確になりました。

技術について

技術はどんなネタにも通用する武器だし、その逆も然り。だから、深堀りはしなくても、ずっとリサーチしていきたい。

執筆について

なんだかんだ一生続けると思う!
というのも、僕は常にゲームを変えるゲームをしているから、新しい時代が来そうなネタには積極的に首を突っ込んでいきたい。とはいえ身はひとつだから、すべてにフルコミットして、それぞれの第一線でやっていくことはできない。
でも、執筆という武器があれば、すべての経験をネタに変え、著作物でペイすることを目標にできると気付いたんです。

同人活動について

自分にとっては、同人誌はインディーズ、商業誌はメジャーって理解に落ち着きました。メジャーデビューもいいけど、インディーズで売れるって、カッコよくね?儲かるし。

何より、販促考えたり、販路を開拓するのがすげー楽しいんですよ。

メジャーと両軸で、むしろ今後もっとインディーズ側に力入れていきてーな。今はそんな気分。

技術同人始めてから商業化までの20ヶ月を振り返って

我ながら情報量がやばい。こんなに執筆・同人活動中心の生活を送っていたとは思いませんでした。友達できたり、喧嘩したり、遠征したり、恋愛したり、自分にとっては全てが同人絡みのできごとでした。

これからは自分にしか書けないこと、自分だからこそできることをやっていきたい。 

 

 

 

 

 

 

*1:比喩&物理

*2:「バックオフィス問題解決大全~神Excel働き方改革~」が底本ではありますが、大幅な加筆修正を行い、ほぼ別物となりました。

*3:Excelの内容は、技術者と経営者それぞれの側へ、Excelを使わざるを得ない現場において考慮すべき点を書いたものでした。

*4:現在、商業誌と併せてサポートページを設けています

*5:遠征・オタ活

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夜職 ✕ 専門職の企画意図

この記事は、アーティスト・夜職 ✕ 技術職・専門職 Advent Calendar 2019の1日目です。

はじめまして!「神Excelで働き方改革」って名前で活動をしている、花房なゆたと言います。プロフはTwitter見てください!バンドとかツーリング好きなクズです!

 

このたび、「夜職 ✕専門職」を主なテーマに、ブログ企画を立ててみました。ややっこいテーマではあるので、まずは企画意図を挨拶代わりにさせていただきます。

 

 

はじめに

元キャバ・元ホスト…etc.

従来より看護師など、夜職との掛け持ちが話題にされる職業はありました。それが最近、IT業界でも見かけることが増えた気がします。逆に夜職でも、元コンサル・元エンジニア・元商社…etc.といった人たちを見かけます。

 

昼と夜の垣根が低くなったことによる弊害もあるとは思います。ただ、昼夜両方の経験・可能性がある各人ができることは、それぞれの経験・スキルを活かして、各々が有利にゲームを進めることだと僕は思います。

昼夜の仕事を両立したり、キャリアチェンジをする上で、昼で得たスキルが夜の世界で有利に働くことや、その逆のケースもあると思います。

また各々が視野を広げることで、現状より生活に余裕や生きがいを持って働くことができる、より適性がある仕事が見つかることもあるかもしれません。

 

とにかく手に職(スキル)があるのは、何をするにせよ有利です。この企画が、昼夜様々な可能性を持った僕ら各々が、選択肢を広げるきっかけになればと思っています。

 

なお、自分はリサーチ&コンサルティングや、エンジニアリングに縁が深いので、主にコンピュータを扱う仕事について言及しますが、他業種・他職種の話題、大歓迎です。まだまだ皆さまのご参加お待ちしております!

 

で、お前はどーなん

発起人の自分がこれを書かないと始まらないですよね。歌舞伎でごく短期間、メンキャバやボーイズバーで働いてました。たまに元ホスト的なこと書いてますけど、メンキャバって言っても通じないので…ホストも経験ないこともないんですが。

僕は基本的にはずっと、リサーチャー・コンサル(業務系・販売促進・IT)・SEのどれかです。でも後学のために何らかの形で、接客を主体とした飲食業を体験したいと考えた時期がありました。

飲食に付加価値を提供してサービス料を得る業態に興味があり、さらに自分の見せ方や人との距離感といった、プロモーション力やコミュニケーション力*1も、ビジネス・私生活ともに役立つものと考えたからです。

で、サービス業のグループに社内SEとして応募したらホストに採用されたり、バーテンのバイトしようと思って入店したらメンキャバだったり、 他にもいろいろありましたが、少なくとも接客一本で生計を立てていたことはないです。*2

芸術に関しては、家が美術商の血筋で自分も美術鑑賞が趣味。テクノポップV系バンドが好きです。そんなわけで、友人知人は駆け出しのアーティストやバンギャばっかですが、やはり夜職経験者と層が被りがちです。

その程度でアートや夜の世界を知った気になるなよというレベルではありますが、僕は本業とは異なる世界を見聞きしたからこそ、気付けたこともやってみたいこともあります。

2日目以降の記事では、主に自身の経験をもとに、 IT経験と夜職の相性の良さについて書いていきたいと思います。

*1:バイトとして深入りさえしなければ、仕事として後腐れなく、効率的に対人スキルを身につけられるのはたしかです。

*2:応募時には既に30代、飲食接客未経験だったので、普通のバーはエントリー時点で全落ち。通ったところは業態としてバーなどと書いてあっても、実態はどれもホスクラだったという経緯です。

技術書典に感じる、リソース不足と忖度

※追記:2019/10/2
本記事に関する一連のツイートをまとめました。
便宜上のセルフまとめですが、ご自由に編集頂いて構いません。
技術書典に感じる、リソース不足と忖度 - Togetter


まずお伝えしますと、本記事は「技術書典運営はもっと稼いでくれ!!!!!」というのが最大の趣旨で、その次は「サークル主のみんな!!!イベント協力頼むぞ!!!」と宣伝したい気持ち若干な感じです。

あと自分語りが多いです。バックグラウンドに基づく、考え方のアルゴリズムって、主張とは切っても切り離せないと思うので。

更に趣旨を追記(2019/9/26 17:30)

この2つを念頭に置いてもらってから読んでもらわないと、趣旨が伝わらないかもっす。
https://twitter.com/1060work/status/1177117944859332608?s=20
https://twitter.com/1060work/status/1177118153635028992?s=20

マックの女子高生的論法になってしまいますが、僕は運営について、いろんな意見や噂を耳にすることが何度もあったんです。現在進行系でも、Twitterには出てこない意見を見ています。
それを表明するか、運営とのやり取りで済ませたほうが良いと判断するかは、もちろんその人の考えによります。

でも、もっとその意見オープン化していきませんか?と多分、自分は言いたいんだ。
自分自身が全部具体例を書いているわけでもないので、アレなんですけど、その取っ掛かりとしての、この投稿。

やっぱり自分の具体例が必要な気がしてきましたが、難しいですね、書き方。
自分一人の問題でないことが多すぎるので、書くにしても、ちょっと時間がかかります。みんなもそうなんだろうけど。

たださ、この閉鎖的、閉塞感のある空気なんとかならない?って思うんですよ。

話の発端は、誰がどう見てもリソースが不足している技術書典にある(そして僕は仕組み化すべきと思っている)わけですけど、趣旨としては、運営ではなく、意見があるけど公表しないサークル主のみんなへの問題提起なのかな。でもこれは、価値観の違いも、自分自身やみんなのリソースの不足もあるんでしょうねーって気がしてきました。

自分について

Excelのチャラい方です。立ち読み会というイベントもやってます。
重ねて言いますが、今回の話、わりと慎重さが求められる話題で、バックグラウンドに説明がいると思うんですね。だからまずは自己紹介から。

仕事

主に、業務改善とマーケティング・リサーチを軸に仕事をしています。生きるためにエンジニアをすることもありますが、基本的にはコンサルタントとか、アナリストと言ったほうが近い人種です。

技術的解決とマネジメント的解決の両面から、物事を仕組み化したり、一般化することを思想信条としています。ですので、技術書典のメインストリームである、技術者・オタク文化・創作畑のみなさんとは、少々考え方が異なるかもしれません。

同人歴

同人活動を始めたのは2018年春、「技術書典4」からです。関わった同人誌は以下の通り。

  • Excel働き方改革(仮)(執筆・ディレクション
  • バックオフィス問題解決大全 ~神Excel働き方改革~(執筆・ディレクション
    • (単著)
  • Rおじさん合同誌(寄稿・表紙・ディレクション
  • Rおじさん合同誌 vol.2(寄稿・ディレクション
    • たこ焼きとモテとソースの陰謀
  • 完全謝罪マニュアル(寄稿)
    • 謝罪メールの書き方
  • Alchemist vol.1(寄稿)
  • Alchemist vol.2(寄稿)
    • h.nayutaの仮想通貨レビュー
    • 仮想通貨を支えるコミュニティ
  • OneStop転職(寄稿)
    • 企業の素性を調べよう
    • 就活ファッションについての持論と考察
    • 今、G.K.が熱い!
    • 二以上事業所勤務届

僕のことをちょっと知ってる人は「原稿書きたくないwww」って言ってるイメージ強いと思うんですけど、意外と書いてます。
宣伝だけど、神Excelシリーズは「バックオフィス問題解決マニュアル」として、ご存知、インプレスR&D「技術の泉」シリーズから発売されます。人生変わりかけてます。

勉強会歴

学術系のコミュニティには2015年頃から、技術系コミュニティには2017年頃から顔を出し始め、仕事もプライベートも、実質、社会復帰しました。
立ち読み会以前にも、2017年の夏頃から、技術系勉強会の主催を始めています。こちらも非営利で赤字運営です。最近休んでますけど。

何が言いたいかって言うと、技術書典とか技術コミュニティのおかげで人生が充実しているし、感謝してるんですよ。

常々言ってる、自分みたいないい加減で、勉強する気あんだかないんだかわかんないような奴らを歓迎したいってのも、そういうアレです。まあ、自分はそんな感じの人間性ってことで。

サークルの運営状況

これも一応ね。基本ワンオペ&大赤字です。

特にRおじさん合同誌については、調子に乗って刷りすぎ問題はありますが、あれは話題作り*1の側面もありました。関係者への配布分や、技術書典4でのバブルを考えると、200刷ろうと思うのは、そこまでおかしな発想ではありません。A5で600刷っても、200刷っても、5万は変わりません。大変な痛手ではありましたが、印刷費のみが、うちのサークルの赤字の原因ではないのです。

うちのサークルで最も掛かっているのが、同人誌へご協力頂いた方への報酬や謝礼等です。デザイナーさんにお支払いする報酬や、寄稿頂いた方への飲み代、新人執筆者の面倒を見るのに掛かるちょっとした諸経費が挙げられます。自分の観測範囲で言えば、相場の1.5倍~3倍程度、何らかの形でお支払い・還元・協力しています。これは見栄ではなく、自分が適正と思う値付けをしているだけなので、後悔はありませんし、今後も削る気は一切ありません。

もともとパワーを持て余している(けれども、仕切ったり、前に出るのが面倒なタイプの)執筆者の方には誠意として受け取っていただき、新人のデザイナー・執筆者の方には自信を付けてもらいたいと思っています。そして、ちゃんと僕が出世したときに、売れてなくて危なっかしい、今の自分に協力してくれたみんなと協業したい。*2

1060WORK(ナユタワーク)は、そんな僕の考えを色濃く反映した、個人サークルです。*3

まあ、相当変な奴かもしれないけど、自分が火傷しても、他人や他所様のイベントを貶めるような人間ではないです。ということを、センシティブなことを書く前に、自己申告しておきたかった。

技術書典について

さて、ここからが本題です。

技術書典は運営に掛かるお金・人手・時間、あらゆるリソースが十分でない、それはよく分かります。ただ、それなら運営を商業化して欲しいなと思います。

技術書典が技術コミュニティへの貢献を目的としており、営利目的からは程遠い懐事情で続けているであろうことは、痛いほど分かります。熱意がなければとてもできないことでしょう。

でも、運営にリソースが割けない状況では、当事者が望まずとも、必ず忖度が起こります。
深く、健全な議論がされないことは、不幸なことではないでしょうか。

技術書典に感じる不透明さ

例えば、「ジャンルにより当選率は変わらない」という公式の発言、僕はあれを信じています。
でも、売上部数によって当選率が変わることはあるんじゃないかと、勝手に思っています。だって、もし大手サークルさんが落ちて、委託にして配置がコントロールできなくなったら、オペレーションが大変じゃないですか。
そして、万一そうであるなら、それは公言するのが誠実だと思います。当選したときに、お金出してますからね。パトロン枠にするかどうかとか、やっぱり迷います。売上的には弱小~中堅サークルなので。

もちろんこれは僕の勝手な憶測で、読者の皆さんには鵜呑みにしてほしくないと思います。でも、自分以外にも、「公式はランダムだと言っているけど、本当はジャンルや売上によって当選率が違うのでは?」という憶測をされている方は多数いらっしゃいます。

僕のように、堂々と言わないだけです。落選したくないから。

実際にどうであるのかは、大した問題ではないと思います。でも、ちょっと疑心暗鬼になっているサークルが事実としてあり、技術書典に対して、言いたいことが言えなくなっている状況には、問題があると思います。

不透明さは、リソースの不足から生まれる

僕は悪目立ちをする方なので、運営の方から注意を受けたことが2回あります。もちろん、明らかに規約違反であることをしているわけではなく、解釈違いの範疇で、事前に「ちょっとストップそれはやめといて」という注意を受けた感じです。

これについては、「あーごめんごめんw公式的にはいろいろ大変だよね、面倒事増やしてごめんねw」って感じです。軽い感じで申し訳ないですけど、逆に恨んだり不愉快とかそういうのではないです。

でも、先方からきちんとした形で通知がされるならともかく、自分だけ目立つ注意をされてしまう状況には、少し困っています。

周りのサークルさんから「あいつには近寄らんどこ」と思われては困りますし、万一、僕に関わった人が、どこかのコミュニティから距離を置かれるなど、間接的に不利益を被るような状況になったとしたら、それは申し訳ないからです。*4

迷惑行為の通報についても、技術書典運営が窓口を設置したのはとても良い試みだと思います。でも、きちんと事実確認がされているのかについては、やっぱり疑問です。だって、リソース足りてないじゃん?

要するに、リソースが不足すると、どうしても悪目立ちするやつだけ注意することになります。これって参加者全体にとって、疑心暗鬼な気持ちとか、萎縮、忖度に繋がるんですよ。

実際、「なゆたさんが注意を受けたのに、何であのサークルは何も言われないの?落選したのってペナルティじゃないの?」と言われたことがあります。

重ねて言いますが、自分が注意された憂さ晴らしとかで書いているわけではないですし、僕自身は落選も注意された件とは関係なさそうだなと思っています。
先も言ったとおり、「売上数は実は当選率関係あるんじゃね?うちはそんな売れてねえししゃーねえな、肝心なときだけ受かればいいや。っていうか、技術書典に頼りすぎず、自分の力で売ってかなきゃな」っていうノリです。

自分は悪目立ちすることはやめられないので、せめて明るく「また怒られたwごめんね気を付けるわ!でも、この部分については運営側の落ち度だから、それは認識してな!技術書典や運営のことは変わらず好きでいるよ」ってスタンスでいたいなあと思ってます。

そして、技術書典にはリソースに十分余裕を持ってもらって、参加者が楽しく前向きな気持ちで参加できるよう、公平な運営をしてもらいたいなと思います。

商業とは

一旦、話題が逸れますが。僕は起業をしており、同人誌の名義を会社にすることがあります。会社名義で本を作ることがある以上、会社の事業内容には出版を含んでいます。

では、僕の会社から出される同人誌は、商業誌なのでしょうか?

一般的には、誰がどう見ても、商業誌ではないと思います。
フリーランスで活動している皆さんなら、一度は計算されたことがあると思いますが、ほとんどの方は自分の時給に対し、元が取れないことをわかって活動していると思います。営利を最大の目的として出版をしている会社(出版社)を通して出版した書籍を、商業誌と呼ぶのが分かりやすいように思っています。*5

さて、話題を戻します。そんな風に、なかなか稼げない同人活動ではありますが、元は取れなくても、購入者から、いくらかの代金を頂いているサークルがほとんどと思います。趣味や自己研鑽の活動に、価値が発生し、お金を頂く。これは商行為ではないのでしょうか?
僕は同人誌を「販売」しているつもりですし、同人活動を「商行為」として行っているつもりです。
赤字ですし、営利のみが最大の目的というわけでもないので、営利目的とは言えないとも思っているわけですけど。

このような発言をすると、技術書典では企業出展として扱われてしまうのでしょうか?だとしたら、僕にはそんなお金はありません。逆に、「同人誌を趣味で頒布しています」という建前で、もっと稼いでいる方はいらっしゃると思いますし、線引きがよくわかりません。

パンドラの箱を開けるような話をしているのは、分かってるんですよ。でもさ、みんな確定申告もしてるし、オリジナルじゃん
なんていうのかな、細かいことに突っかかって、規則でガチガチにしようってんじゃないんですよ。
でもさ、技術書典は、もう少しオープンに、分かりやすくやったほうが、運営がスムーズにいく段階に来てるんじゃないかな、と思います。

ともかく、技術書典に出てらっしゃるサークルさんは、時給には全く満たない、技術への貢献を目的としているとしても、趣味としては結構稼いでいる方がいらっしゃるんじゃないかなと思います。
技術書典運営が商業目的で稼いでるとは思ってないけど、中で活動してるサークルが、僕の言葉で言えば商業的に稼いでるんだから、技術書典運営は技術系同人誌のお祭りとしてきちんと商業化して、スペースの広さやサークルチケットの数によって金額プランを決めるとかアリなんじゃね?というご提案でした。

さいごに

今回の記事は、建設的に議論を進めるための一意見として、皆さんにも考えてもらえたらなあと思って書きました。気持ち的にも、よくわかんねーな、なんか腑に落ちないんだよなあ、くらいのテンションです。

なんとなく、技術者畑の皆さんとコミュニケーション文化が違うのは感じていますが、リスペクトを持って書いた記事です。
うっかり煽ったり、人の気分を害する言葉選びをしてしまうことは、誰にでも、自分にもあります。でも、お互い不幸になるだけですから、なるべくそういうのは避けていきましょう。

お互いの文化を尊重しながら、技術書典に思い入れのある者同士で*6、皆さんと建設的な意見交換ができたら嬉しいなあと思います。

追記(2019/9/26 1:30)

補足

表現を変えてみました。
あまり具体化はできませんでしたが、本文よりは分かりやすくしたつもりです。

まず、真偽はともかく、技術書典には「当落が完全ランダムではないのでは」という噂があります。自分も一部については、そう疑いを持っています。*7

また、自分は運営が仕組み化されていないように思う事例を経験しています。それについて、直接経験した自分以上に、疑問を持っているサークルが複数ありました。

さらに言えば、当落の基準がはっきりしないと感じている以上は、運営について批判的なことは言いづらいと感じているサークルも複数あります。

これらの噂や疑問の存在*8については憶測ではなく、僕は何度もこの手の話を耳にしています。
もちろん、どこでその話を聞いたのか、どのような内容であったのか、具体的な話をするわけにはいかないので、3つとも証明はできません。でも、事実として、噂や疑問そのものは存在します。

重ねて言いますが、噂の真偽は知りませんし、個人的には真偽にはそんなに興味もないです。そういった噂や疑問が発生する状況はよろしくないのでは、という立場です。


噂や疑問が生まれる発端は、ちょっとした不公平感にあると思っています。

この不公平感は、技術書典の運営が少人数で、属人的に行われていることが原因であるように思います。規則・ポリシーがより明文化され、ちょっとしたトラブルの数々について、組織として対応できる状況にあれば、これらの不公平は感じなかっただろうなと、話題の当事者にもなった自分は思いました。
この部分は、自分の考え方です。周りの方がどう感じるかはわかりません。


とはいえ、技術書典は急激に発展し、手探りのまま運営がされていることについては、仕方ない部分があると思うのです。このこと自体は問題とは思いません。全然、失敗しながら挑戦していってもらいたいです。最大の問題は、話題に上げづらい類の疑問や意見があることだと思っています。

1つ目は、堂々巡りにはなりますが、技術書典の当落基準。この話はもういいでしょう。

2つ目は、技術書典において、「商業」の概念について深追いすることが、半ばタブーとなっていることも影響しているのではと思います。僕は広い意味で「商業」を話題に上げることで、より良い選択肢を含む議論ができるようになると思っています。

例えば、最大の問題である当落基準について、不透明感を感じづらい仕組みを作ることができると考えているからです。本当に不公平でないかは問題ではなく、参加者が納得する仕組みは、金銭によってコントロール可能と思うからです。
あとは単純に、「商業」に目を向けた工夫をすることで、もっと技術書典が潤ってくれれば、コアメンバーが技術書典に割く労力が増えて、仕組みを作る時間もできるんじゃないかなと。

あれ、この部分は逆かもしんないな。技術書典に潤ってもらって、コアメンバーに仕組みを作ることを重視してもらって、その先にサークル規模によるチケット代の工夫とかいろんな施策がある的な考えかな、自分は。
まあ今思いつくのはこんなところです。

蛇足

率直なところ、以前から、技術書典のメインストリームである技術者の皆さんの多くとは、議論や意見交換の仕方そのものについても、考え方が違うように感じています。

僕はすぐに落とし所が見つからなくても、議論して良いと思っています。お互いの感情を刺激するような表現は避けながらも、なるべくゼロベースの発想で、意見を出し合うのが最善であるというのが思想信条です。自分の意見が最善とは思っていないし、正直、正確さが求められるような話題について言及したり、自分が結論を考え出すことは向いていないとすら思っています。
おそらく、この部分が違う。人によって無責任・無意味と思う方もいるのかなーと思っています。

もしかしたら、僕が忖度と感じているものは、落とし所が見つかっていない課題に対し、どう言及するか、しないかという、スタンスの違いなのかもしれません。

でも、僕は今、この話題を議論の俎上に載せることは有益であると思って、投稿しました。なぜかと言われると、答えはすぐに出てきませんが、そのほうが良い意見が出てきて、物事が発展すると思って発言しています。
自分の気持ちを表現すると、運営に物申したいとか、誰かと議論がしたいという気持ちはあまり強くないです。ただ、自分が口火を切って、みんなが意見を出すのを聞きたいと思っている、そしてもっと有益な意見が出てくるのを待ちたい、そのときは何かの形で応援したい、という気持ちが近いです。

…いかがでしょう?
今いま、この話題について考えるのに飽きてしまったので、一旦、考えるのをやめようと思います。でもまたすぐに考えて、書き直したり、追記すると思います。その時は、その旨、明記します。

*1:当時、最低150は売れると思っていたので、めちゃくちゃ落ち込みましたが

*2:その先に、自分が生きやすい世界を作るために、みんながもっと楽して稼いで、好きなことだけして、好き勝手言って生きてけるよう、世の中の価値観を変革したいっていう野望がある。

*3:人に投資する考え方は、曽祖父が資産家、祖父が美術商であったところから来ているかもしれません。

*4:どこかのコミュニティを想定して書いているのではなく、技術書典から直接不利益を被ることはないにしても、ということが言いたいのです。

*5:厳密には、ISBNを取得しているか否かが商業・同人の定義と思っていますが、心情的に商業と感じるラインは先の定義のほうが妥当かなと思います。

*6:ない方の意見も聞いてみたいですが

*7:念の為、自分はオペレーション上、売上部数の多いサークルについては、そういった施策はあって良いんじゃないかと思っています。ただし、見える化すべきという立場です。

*8:真偽ではなく